2010年度 環境施設見学会
「食品トレーリサイクル工場と養蜂場」

 
 5月26日に「環境施設見学会」が行われ、40名の参加者はまず茨城県八千代町にある(株)エフピコの発泡スチロール製食品トレーのリサイクル工場に向かいました。日本全体で一日に約5千万枚が使われるというトレー、現在80パーセント余りは使用後ゴミとして焼却されているため、できる限りリサイクルしようと、エフピコは日本でただ一社「トレーtoトレー」に取り組んでいます。

 魚介類や肉、くだものなど、色や耐熱性がそれぞれ異なる品質のものを、人の手や光学自動選別機で仕分けし、洗浄、乾燥、粉砕した後にペレット化、再びトレーにしているのだそうです。「第一回容器包装3R推進環境大臣賞」を受賞したほどのこの取り組み、「つまようじが刺さる容器はすべてリサイクルOK」という説明を受け、改めて使用済のトレーを再生にまわすことを確かめあいました。

 午後はつくば市の(有)山田養蜂場を訪問。昭和25年創業の老舗で、素手で養蜂箱を扱う様子に「すごーい」と驚きの声が挙がったり「エサを切らさないことが大切で、秋にはひと冬越す分の濃い砂糖水を与えている」という説明に納得したり・・・・。瓶詰め工場を見学しながら「ミツバチの住み続けられる街づくりをめざす自由が丘のハチの育成にも大いに役に立った」という声も聞かれ有意義な一日となりました。

 今回の見学は「エコライフめぐろ推進協会」の後援により実施しました。